
軽量鋼矢板は、薄鋼板を成形加工することにより高い断面性能を有します。仮設構造物としての土留め矢板として出発しましたが、現在は永久構造物としての護岸、岸壁、擁壁等の小規模構造にも多く採用されています。

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軽量で高い断面性能 軽量で、高い断面性能を有した形状です。(板厚4mm~7mm)。 |
豊富な種類 用途に合わせた最適で経済的な矢板の選択が可能です。 |
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精度の高い形状 コイル(鋼帯)から冷間ロール成形で製造されますので、高精度、高品質です。 |
施工が容易 軽量で運搬・建込み・打込みが容易です。 |

軽量鋼矢板の代表的な形状、名称は下図に示すとおりです。板厚は4.0mm~7.0mmまであり、仮設構造物から永久構造物まで幅広い用途に用いられています。
製品形状

使用鋼板
軽量鋼矢板に使用する鋼帯(コイル)の材質は、JIS G 3101(一般構造用圧延鋼材)に規定されているSS400です。
種類 | 化学成分 (%) |
機械的性質 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
引張試験 | 曲げ試験 (曲げ角度180°) |
||||||||
P | S | 降伏点 | 引張強さ | 板厚 (mm) |
試験片 | 伸び % |
試験片 | 曲げ半径 (t:板厚) |
|
(N/mm2) | (N/mm2) | ||||||||
SS400 | 0.05 以下 |
0.05 以下 |
245 以上 |
400~510 | 5.0 以下 |
JIS5 号 |
21 以上 |
JIS1号 | 1.5t |
5.0 超え |
JIS1A 号 |
17 以上 |
断面性能

形状種類
自立式 ![]() |
切梁式 ![]() |
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タイロッド式 ![]() |
軽量鋼矢板は、仮設構造物の土留工などをはじめ、小規模な護岸工・岸壁・擁壁等に多く採用されています。
用途
![]() |
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自立式軽量鋼矢板 | 切梁式軽量鋼矢板 |
![]() |
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タイロッド式軽量鋼矢板 | 近接施工 |
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ZIP形式 |
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