複数のケーブルと支柱で、衝突車両を安全に誘導するたわみ性車両用防護柵です。
主に車両の路外逸脱を防止する「路側用」と高速道路などで対向車線への進入を防止する「中央分離帯用」がございます。
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特徴 弾性域内で働く複数のケーブルと適度な剛性、じん性を有する支柱で構成。 視線誘導の効果は小さいが、快適展望性に優れている。 |
1.展望性・快適性
展望性・快適性を確保するためケーブル構造を採用
2.景観に配慮
防護柵の色は、周囲の景観に配慮しダークブラウンが基本色
3.高耐食性
塩害に強い高耐食処理を採用
4.復旧が容易
津波時はケーブルを採用しているため、防護柵損傷が低減でき復旧が容易
5.小漂流物を捕捉
ケーブルの高い衝撃吸収性能により、小漂流物の捕捉が期待できる
ワイヤロープ(被覆仕様)について
1)優れた防食性・・・素線にポリエチレン被覆を完全接着することで高耐久性を実現
2)優れた耐候性・・・60年以上の耐候性試験をクリア
3)高強度軽量化・・・素線にピアノ線を採用。素線に被覆をしたうえで、通常品と同一のロープ径と破断荷重を実現
4)優れた景観性・・・艶のある美しい被覆により周囲の景観に調和し、景観を保ちます
カラーバリエーション・5色
※ 無色透明とダークブラウンを標準色とします。
その他のガイドライン景観色にも対応出来ますのでご相談ください。
被覆部の性能
1)耐候性促進暴露試験装置(WS-A) 12,000時間クリア (200時間が一年に相当するため60年以上の耐候性)
2)塩水噴霧試験 10,000時間変化なし (240時間が一年に相当するため40年以上の耐塩性)
3)線材磨耗試験 摩耗損量が線径で通常品と比較して4.6倍優れている
※ 上記耐候性試験の結果は一番変色しやすい無色透明によるものです。
防食構造
素線は亜鉛めっき鋼線に特殊ポリエチレン被覆を完全接着しており、空気・水分を完全に遮断し亜鉛めっき鋼線を保護します。
1.適用範囲
本仕様は、『防護柵の設置基準・同解説』に基づくガードケーブルに適用する。
2.適用する仕様書
(1)社団法人 日本道路協会 『防護柵の設置基準・同解説』
(2)社団法人 日本道路協会 『車両用防護柵標準仕様・同解説』
3.使用材料
使用する材料は、下記によるものとする。
名 称 | 寸 法(mm) | 適 用 規 格 | 記 号 |
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中間支柱 端末支柱 |
φ139.8×4.5 φ114.3×4.5 |
JIS G 3444「一般構造用炭素鋼鋼管」 | STK 400 |
端末支柱 中間端末支柱 |
φ165.2×5.0 φ139.8×4.5 φ114.3×4.5 |
JIS G 3444「一般構造用炭素鋼鋼管」 | STK 400 |
□-200×150×4.5 | JIS G 3466「一般構造用角形鋼管」 | STKR 400 | |
ケーブル | 3×7 G/O φ18 | JIS G 3525「ワイヤロープ」に準拠 | 破断強度160kN以上 |
ブラケット | t=3.2 , t=4.5 | JIS G 3101「一般構造用圧延鋼材」 JIS G 3302「溶融亜鉛めっき鋼板および鋼帯」 |
SS 400 SGH 400 |
間隔保持材 | φ60.5×3.2 | IS G 3444「一般構造用炭素鋼鋼管」 JIS G 3101「一般構造用圧延鋼材」 |
STK 400 SS 400 |
同用ピン | t=4.5 | JIS G 3101「一般構造用圧延鋼材」 | SS 400 |
ボ ル ト | M12, M10 | JIS B 1180「六角ボルト」に準拠 | 6.8 , 4.6 |
路側用(塗装品) | 路側用(めっき品) |
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